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防水工事の下処理とは?③

 

■防水工事の下地処理の種類

前回に引き続き、防水工事の下地処理についてです。

下地処理材・工法の種類について詳しくお伝えいたします!

 

・下地処理の基本は戦場

防水工事の下地処理は、まず施工箇所の洗浄や掃除から始めます。

汚れが付着した状態では、下地処理を施しても隙間が空き接着できません。

また、洗浄といっても一般的なホースで水を流しながら、

掃除を行うではなく高圧洗浄を用います。

苔や汚れなどは簡単に落ちないので、高圧洗浄で素早く確実に工事面を洗浄するのが基本です。

もし手作業や一般的なホースを使用した方法を用いていたら、汚れが残っている可能性があるので

別の業者に依頼し直したり、説明を求めたりしてみることをおすすめします。

 

・既存の防水層の撤去作業

既に防水層が構築されている箇所の場合は、

まず防水層を全て撤去しなければ下地処理や補修工事ができません。

防水層撤去は、手でシートをはがしたりケレンを行ったりします。

ケレンとは下地処理に欠かせない作業の1つで、

研磨機などを用いて防水層が残っている面を研磨します。

 

・下地処理材を使用した加工

洗浄や撤去作業が完了したら、下地処理材を使用して防水機能を高めるためのベースを作ります。

下地処理材や工法は非常に多く、今回はいくつかの方法についてご紹介します。

 

・タイルやブロックに対する下地処理

屋上の床はタイルやブロックを使用していることが多く、

それらに対して適切な下地位処理材や工法があります。

たとえばアスファルトパネルを貼り付けて、下地を新たに作る工法です。

4㎜程の厚さでアスファルトも含まれたパネルを使用するのが特徴。

アスファルトパネル専用の接着剤をタイルやブロック面に塗布してから、

アスファルトパネルを貼り付けていきます。

主にアスファルト防水やウレタン塗膜防水、シート防水層を施す際に適している下地処理です。

強度がありパネルを貼り付けるだけの、簡単な作業という点が大きなメリットでしょう。

 

・コンクリートに対する下地処理

防水面はタイルだけでなく、コンクリート面の場合もあるでしょう。

こうした場合は、リグレーと呼ばれる下地処理を施すことがあります。

リグレーとはセメントモルタル(ポリマーセメントモルタル)を、下地面に塗布する下地処理です。

セメントモルタルは、コンクリート面との相性が良く接着しやすいのが特徴。

まず下地面を洗浄します。

その後、4倍に希釈したポリマーセメントモルタルを、

こてでムラなく塗布するのが基本的な流れです。

 


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